ネガティブ思考アラフィフがアーリーリタイアするまでの記録

アラフィフの金融業界サラリーマンがネガティブ思考と戦いながらも1日も早いアーリーリタイアも目指してもがく日記

休んだ話(その4)

休んだ話(その3)の続きです。

 

shu-u1.hatenablog.com

 

そんなことをしている間に予定していた二ヶ月になりました。自分としては「職場復帰したい」という思いと「また働けるんだろうか」という不安が入り混じっていましたが、主治医の先生からは「出勤可」という診断書が出ました。これを受けて産業医とも面談し、職場復帰にGOサインが出ました。

最初の一月は残業なし、との条件でしたが、現実は甘くありませんでした。最初の頃は素直に定時である5時で帰っていたのですが、ある日上司に呼ばれ、「部長が『なぜあいつはいつも定時で帰っている?』と言ってくる。帰るのは構わないけど静かにそっと帰ってほしい」と言われました。私も日本のサラリーマンです。「早く帰るな」とは言えない上司の言葉を汲んで、復帰後数週間で以前のように残業するようにしました。

上司、と言えば、休職中に社内体制が変わり、私は問題の上司のラインからは外れ、兼務先だったチームのラインのみで勤務することになりました。なので、部長の言葉を伝えてきた上述の上司とは問題の上司とは別の上司(休む前に診断書が出たことを伝えた上司)です。とは言え、問題の上司は同じ部内におり、部下の悪口を周りに吹聴しているのが私の耳にも入ります。さらに、休職前までは良好だった部長と問題の上司の関係が微妙にギクシャクしてきたようで、二人が口論する姿も目にするようになりました。その度に私は近くのコンビニに逃げ、不愉快なことは見聞きしないようにしましたが、それでも心への負担は大きかったようです。

そんな私の状況を見かねた同業他社に転職していた元同僚が、私をその会社に誘ってくれました。会社の規模は落ちますが変な人はいないという言葉を信じ、職場復帰後半年ほどで転職することにしました。転職することによるストレスが気になったので主治医の先生にも相談したのですが、「問題ないでしょう」とのことでした。

転職後は比較的ゆっくりしたペースで仕事ができ、不愉快なノイズに煩わされることもなく、精神状態も安定していたと思います。主治医の先生には休職明け後も定期的に通院していましたが、転職後一年ほどで自己判断で通院をやめました。静かな住宅街に新しい部屋も見つけ、ソープランドの隣の部屋から引っ越しました。

その先生が経営していたクリニックは数年後に廃業しました。いつも患者でいっぱいだったのでびっくりしました。何が理由で廃業したのかはわかりません。

問題の上司も私と同じタイミングで退社することになりました。直接の原因は部長との関係がこじれたからのようです。同業他社に転職しましたが長続きせず、その後何社か転職したと噂を聞きましたが、いつのまにか業界から去っていたようです。今どうしているのか、全くわかりません。

 

その5に続く

休んだ話(その5) - ネガティブ思考アラフィフがアーリーリタイアするまでの記録