ネガティブ思考アラフィフがアーリーリタイアするまでの記録

アラフィフの金融業界サラリーマンがネガティブ思考と戦いながらも1日も早いアーリーリタイアも目指してもがく日記

休んだ話(その3)

休んだ話(その2)の続きです。

 

shu-u1.hatenablog.com

 

最初の一週間はひたすら寝ていたと記憶しています。先生もそのことを許容していました。難しいことを考えられる状態にはなかったのですが、布団の中で漠然と「このまま仕事辞めることになるんだろうなあ」とは考えていました。仕事できないイコール辞めるしかない、という連想です。
 
二ヶ月の休みの間、医者には毎週通院しました。最初はデパスと名前は忘れましたが睡眠導入剤を処方されました。診察のたびに様子を見て薬を変えたり量を増減させました。当時の記録がないので、投薬の内容がわからないのが残念です。
 
先述の通り、最初の一週間は何もしないで寝ていることを先生は許容していましたが、二週目以降は定時に起き、なにかをするよう指示されました。「なにか」と言っても、先生は難しいことを求めていたとは思えません。しかし私は、何を思ったか一日も早く職場復帰しようとビジネス英語や資格試験の勉強を始めたのです。当然集中できるわけがありません。勉強途中に眠気のあまり机に突っ伏し、メガネを壊したこともあります。今ならば「そんなことする必要ない」と言えるのですが、当時は一日も早い職場復帰に懸命だったのです。
 
その一方で、「会社を辞めないといけないかもしれない」という強迫観念もありました。これも今振り返ると「そんな必要ないのに」という話ですが、仕事をやめて無職になった場合に備えて、そこそこ家賃が高かった部屋から、安いけど都落ち感満載のみすぼらしい6畳一間の部屋に引っ越してしまったのです。それまでと同じ路線でしたが区が変わり、建物の一階がパチンコ屋で隣がソープランドという立地でした。おまけに言うと、最初の部屋には彼女はしばしば泊まりに来てくれたのですが、次の部屋には来てくれませんでした。後から、「あのタイミングで引っ越すことないのになあ、と思ってたのよね」と彼女は言いましたが、だったらはじめに言ってくれよな、という話ですよね。とにかく、誰にも相談せず、独りよがりの発想で決めてしまいました。
 
主治医の先生とは別に、会社の産業医とも月一回面談しました。

 

その4に続く。

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