ネガティブ思考アラフィフがアーリーリタイアするまでの記録

アラフィフの金融業界サラリーマンがネガティブ思考と戦いながらも1日も早いアーリーリタイアも目指してもがく日記

異業種の人たちとの交流

最近、プライベートで異業種の人たちと会うことが多くなりました。念のため言うと直接会うことはなくオンラインでの交流です。しかも(年齢までは言わないので不確かですが)年下が多い。

 

ずっと金融村で過ごしてきたせいか、気がつくと周りは金融の人間だらけで、他業種の人と交わることはほとんどありませんでした。いわゆる内勤なので、営業とは違い外部の人と会うこともありません。昔からの友人も金融業界が多く、金融業界内のサークルだけで使用される言語や価値観でのコミュニケーションが多いのかもしれません。気がつけば、金融界の常識が世界の常識だと思うようになっていたようです。

そんなこともあり、積極的に村の外に出て、異業種の人とも関わってみようと思い立ちました。

他業種の人と会うと、金融村の常識は非常識だと気付かされます。末端とはいえども金融にいるので、今思うと赤面ものですが自社や金融業界のガバナンスやリスク管理は先端を行っていると思っていました。しかし、他業種の人と情報交換すると、金融村のガバナンスは周回遅れどころか石器時代的で、他の業界からは関心を持たれないということもわかりました。過剰に多い(私も含まれますが)間接部門は内部牽制の名の下に無駄にコストを使っているだけで、リスク管理のモデルにもなりません。

もっと言うと、金融で働いていることについて、自分たちで思っているほど誰もレスペクトしていないと言うこともわかりました。絶滅危惧種ですからね。 

そんな金融のダメっぷりの気づきとは別に、気がついたことがあります。

 

みんな元気

わかいからか、仕事で消耗していないからか、みなさんバイタリティに溢れています。日々の雑務で疲労しているままだと、彼ら彼女らには立ち向かえないくらいです。誰も「さっさとセミリタイヤしたい」などとは言わず、いかに自分の価値を上げて社会でステップアップしてくかを考えているようです。まぶしい。

共通言語の能力が衰えていた

上にも書きましたが、気がつけば金融村だけで使える言語に染まっていたようです。他業種の人と話をするときには、誰もがわかる言語・表現で話をしないといけないのですが、うまく自分の表現したいことが伝わらないことが多いのです。背景を完結に説明し(金融村だとすぐにわかってもらえることが多いのに・・・)、自分の価値観での評価をし(金融村では共通の価値観だからあえて言わなくても理解してもらえるのに・・・)、わかってもらう必要があるのですが、うまく伝わらない。説明が下手なのか、そもそも自分の価値観がおかしくて理解してもらえないのか。

デジタルに強い

当たり前と言えば当たり前ですが・・・会社では部下に面倒くさいセットアップを丸投げすればすみましたが、上下関係がないプライベートの社会では「Macの設定がよくわからなくて」と言っても誰も助けてくれません。ZOOMでよくわからない機能を駆使してたりしますが、ついていけません。

偉そうにすると誰も相手にしてくれない

老人ホームでこんな話聞きますよね。「俺は部長だった」とか会社時代の自慢しても老人ホームではみんな肩書きなしのお付き合い。人間に魅力がなく、自分からコミュニティに入ろうとしないとひとりぼっち。

こんなことが老人になる前に経験できるとは思いませんでした。

まず他の人の発言を否定しないこと。自分の主観だけで話をしないこと。自分の経験談は普遍的な定理にはならないことを理解しておくこと。あとはなんだろう・・・

 

そんなわけで、ただですら人と会うと疲れるのに、なんの因果か異業種の人たちと交わっています。疲労のせいか夜はぐっすり寝れます。しかし、いい刺激を受けて自分も前向きにならないとはいけないと思うきっかけにはなりますが、一方で、「このノリちょっときついな」と思うのも事実です。