ネガティブ思考アラフィフがアーリーリタイアするまでの記録

アラフィフの金融業界サラリーマンがネガティブ思考と戦いながらも1日も早いアーリーリタイアも目指してもがく日記

麒麟がくる(雑感)

大河ドラマ麒麟がくる」終わっちゃいましたね。スケジュールの遅れやコロナで撮影は大変だったと思います。シナリオも当初の構想から変わったんですかね? 不自然に登場人物が出てこなくなったり(とくに帰蝶)、収録に参加できる人物だけで放送時間引き伸ばそうとしたのか本筋と関係ない架空人物たちのストーリーが延々と続いたり、苦労の跡が見えました。

 

本能寺の変がクライマックスなのは全国民が承知しているので、そこまでどう話をつなげていくのか、シナリオの展開を主眼に見ていました。放送回数半分過ぎてもまだ桶狭間だったので「大丈夫かいな」と疑い半分だったのですが、駆け足でなんとか間に合わせましたね。合戦シーンはコストがかかるので駆け足の方が制作サイドとしてはよかったのかな?

 

本能寺の変は、パワハラ気質(もしくは「俺ができるんだからお前らもできる。できないのは根性がないからだ」というワンマンオーナー社長系気質)の上司の無茶ぶりに追い詰められた部下がどうしていいか訳がわからなくなりテンパって殺してしまった、と自分では解釈していました。明智光秀を祀っている福知山の御霊神社に行ったときは、「お互い上司には苦労するよな」とお参りしながら呟いたものです。

 

サラリーマンなら会社から逃げることができますが、戦国時代だと織田信長から逃げる=敵として殺される、でしょうからね。なら殺すしかない、と。

 

最後については賛否あるようですが、信長と光秀の関係を軸に展開したドラマだったので、あえて山崎の戦い→農民に殺されるをクライマックスにしなくてもアリではないでしょうか。本能寺の戦いでドラマ実質終了、というわけです。麒麟が光秀だったのか、家康に託したのか、さまざまな解釈ができる余地を残して終わらせるのもうまいなあ、と思いました。