ネガティブ思考アラフィフがアーリーリタイアするまでの記録

アラフィフの金融業界サラリーマンがネガティブ思考と戦いながらも1日も早いアーリーリタイアも目指してもがく日記

不安の解消法(2)

不安の解消法(1)の続きです。

2.他人を信じる

「自分を信じることができないときは、『よくできてるよ』と言ってくれる他人の言葉をそのまま信じよう」とカウンセラーに言われました。どうにも自己肯定感が低いので、自分がよくできているとはまったく思えないのです。自信がもてないのです。だから上司や同僚から「よくできてるよ」と言われても、「お世辞で言ってくれているだけだ。次の人が入ってきたらその人のほうがうまくできると思うんだ」とか「この人は褒めてくれてるけど、本当はうまく進められていないことがわかってないんだ」とつい考えてしまうのです。

だから疲れます。でも、どう頑張ってもこの考え方を変えられないのです。だからこそのカウンセラーの言葉だったのでしょうか。「自信は自分を信じるということ。自分が信じられないときは『他信』、つまり『他人を信じる』でいきましょう」

かなり意識しないと他人の評価をそのまま受け取ることは難しいです。日記にも「◯◯さんが褒めてくれた。ありがたいと思おう」といちいち書いていました。言葉の裏の意味を考えず素直に受け取るべきなのですが、長年の習慣はそう簡単には抜けません。

今でも、ふと気を抜くと他人の言葉をネガティブに捉えてしまいます。なかなか簡単にはいきそうもありません。

 

3.目の前のことに集中する

休職中は自分の救いを求めて図書館でいろいろな本を読みました。その中で一番しっくりきたのが禅の教えでした。(ひょっとしたら理解が間違っているのかもしれませんが)「目の前にあるやるべきことだけを考えよう、そうしたら雑念が入ってくることはない」という教えは、どうすれば不安だらけの自分が職場復帰できるのだろうかという当時の心に刺さるキーワードだったのです。宗教的な価値はわかりませんが、自分の心のざわつきを消すために有効な手段と受け止めたのです。

マインドフルネスという言葉は以前から知っていましたが実践したことはありませんでした。禅の実践をヒントにしていると後から知り、なるほどと思いました。

まず、やるべき仕事を作業レベルにまで細切れにして、その作業をやるべき時間をあらかじめブロックしました。そうすれば決められた時間になればその作業を行うと自動的に頭が切り替えられますし、やるべき作業を決めているので「さて、どこから手をつけよう」と考えずに済みます。大きなグランドデザインから考える時間にしてしまうと、思考の途中で不安な気持ちが入り込む隙ができますし、何をしてもいい時間としてしまうと全てを後回しにして何もせずに過ごしてしまう可能性があります。そこで、何をするかはあらかじめ決めるようにして、その時間は目の前のことに集中していればいい作業レベルの動作を行うようにしたのです。

 

4.ポジティブになれるハウツー本を読まない

「考え方を変えればポジティブになれる!」とか「不安だらけの自分をこう変えた!」みたいな本を読むと「そうかー」と感心する一方、「なんで自分はこう考えられないんだろう」と落ち込んでしまいます。

考えたら当たり前ですよね。こういう本を書けている時点で作者は成功者。もしくは「うまくできている人」。私のように、日々もがいているけどうまくいかない人間とは次元が違うのです。または自分で足掻いているのではなく他人の事例を客観的に見て「こうすればいいのにねー」というNice to Doをまとめたカウンセラーや医者かもしれません。

できない自分との対比を考え抜いた結果、ハウツー本を読んでも落ち込むだけ、精神衛生上よくないと結論付けてしまいました。だってやりたくてもできないことを「こうすればいい」と言われたら、できない自分が不安になるだけじゃないですか。

自分の迷いを検索ワードにしたウェブ情報も見ないようにしています。乱暴な結論ですが、不安を煽るほうがPage Viewが伸びる=すなわち検索上位にくるわけで、Googleでサクッと検索しただけでは不安が収まり心が休まる情報に簡単にアクセスできる可能性は低いのではないでしょうか。

 

5.以降は思いついたら更新します。