リタイアしてからやりたいことってなあに?
週末に私のリタイアについて妻と話し合いました。
以前の記事でも書いたとおり、妻は私の苦しい状況を理解はしていてもリタイアには諸手を挙げての賛成はできないとのスタンスです。理由は、私が無職の状態で家にいることでお互いに気まずくなるのが嫌だから、というものです。
会話の中で、妻がぼそっと言いました。「やりたいことがあって仕事辞めると言うなら素直に応援できるんだけどなあ」
重い一言です。今までのキャリアを犠牲にしてまでも打ち込みたいことがあるわけではありません。私だって、やりたいことや夢があれば収入の多寡は気にせずその道に飛び込んでいるでしょう。自らの社会性を保つためと必要最低限度の生活費を稼ぐためにはいつまでも何もしないということはないので、辞めてしばらくのんびりしてからは次のステップを考えようとは思っています。しかし、それが何かはほぼノーアイディアです。
一方で、「せっかく辞めたんだからノルマや目標は決めずにそのときどきで好きなことをすればいい。何かをやらねば、と余計なストレスを抱え込むべきではない」とも考えます。なにかをすればいい(I can do)がいつのまにかしなければいけない(I should do)に代わってしまい独りよがりで自分を追い詰めてきたのが、今までの私です。
しかし、妻は「仕事や確かに嫌だけど、仕事をしないと社会の中での自分の居場所がないでしょ?」という考え方をします。金ではなく、自分の存在意義ということでしょうか。もう一つ現実的な見方として、仕事して脳を使わないと早くボケそうだ、とも言っています。決して私を追い詰めたいわけではないがなにもしないのはどんなものか、とも言われました。
自己実現でやりたいこととまでは言わないでも、趣味的な要素でやりたいことと言えば、のんびり読書三昧と旅が思いつきます。しかし、読書や旅のために辞めるというのは妻に対する説得力に欠けますし(ブログを書いて稼げているなら別なんでしょうけどね)、予算には限度があります。
自分の分だけでなく、妻の資産管理も私が行っています。といっても使う時間は半年に一度数時間程度です。暇を持て余しそうです。
リタイアした後のやりたいことはなければいけないのか、やることを探さなければいけないのか。難しい問題です。
妻からは、辞めた後に打ち込むこととしていくつかのアドバイスがありました。それらの案が実現可能か、また、少なくても向こう数年は楽しく取り組めそうか、考えてみたいと思います。